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工房開いてよかったなと思えた事があり。

工房開いててよかった。。。

今回、はるばる九州からRhodes Mk2 STAGEが修理でやって来た。

結果はとても重症で、ピックアップが50本以上切れていて、その他不具合多数。。。



オーナーさんに相談すると、このRhodesは40年前に購入し、ステージでRhodesを演奏したいと思いつつも、様々な事情でずっと置いておくことになってしまい、もう何十年間も楽器に申し訳なく、心につかえて気になって気になってここまで来てしまっていたとの事。


楽器の事がずっと気になりつつも、どうしようも出来なかったその背景と気持ち、楽器に対してそう思えるオーナー様に出会えた事は、仮にステージに上がる事がなくてもこのRhodesはとても幸せなのではないかと思い、この度オーナー様の御意向で譲り受ける事になり、必ず復活させてステージでお披露目する事を約束させて頂きました。


この楽器は、今はこの様な状態であっても、人と同じで様々な時を乗り越えて来るべくタイミングで出会えだのだと思います。


たかが楽器、されど楽器。

この様な想いで受け継ぐと、人と人の繋がりの間に、このRhodes Pianoの意思が働いてるんだなと実感します。

本当にこの仕事をしていてよかったなと思える体験をさせて頂きました。


ここには、そんな意思をそれぞれに持ったRhodes Piano、音響機器達がいます。


実機のFender Rhodes type MK1 Suitcase




これから一台でも多くの楽器達を復活させて世に再び送り出したいと思います。


TEE HOUSE Rhodes Piano & オーディオ修理工房

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